24時間耐久+C企画 〜2011 Spring〜



企画の流れ

以前、アイシールド21でサイトを運営していた頃何回かやったことがあるのですが、7 年 ぶ り に、今回はSysphere*のlynx さんとともに24時間耐久してみることにしました。
SILENT EDENの千冬さん、宣告のつさんぬさんも併走わーい!!
まじでワンシーンだけ切り抜いてぶったぎりますのでご注意。

戦場跡

【記号説明】
○:リンベル/リンマリ ☆:滝の上組 □:その他
●★■:露出した性器が出てくる状態である描写あり



・相互に関係の無い話(投稿時系列順)

□01:00  暁 【あかつき:エコベル】
★01:51  星 【ほし:ライロヴィ】
○3:30 水 【みず:リンベル】
○4:30 夜 【よる:リンベル】
☆5:20 滴 【しずく:ライネリ】
☆10:25 SOS 【えすおーえす:ロヴィネリ】
□11:30 ソファー 【そふぁー:エーコ&シャムロック】
☆12:30 新世界 【しんせかい:ライツ】
□16:00 散歩 【さんぽ:ミュスカ&シャムロック】
○17:45 漣 【さざなみ:リンベル】


・浮かんだ長編の断片(作品内の時系列順)

○6:55 陽射し 【ひざし:ベルリン】
□8:55 羽根 【はね:新月&ベルカ】
 (※この間に、「手負いの鷹、雛鳥に襲わる」が挟まります)
■02:45 鴉 【からす:黒リン】
■14:00 待ち伏せ 【まちぶせ:黒リン】
□17:15 扉 【とびら:赤&先生】
□20:00 暗闇 【くらやみ:黒リン】
□08:00 命 【いのち:キリオル】
□21:00 今必要としているもの 【いまひつようとしているもの:鴉隊】
□22:30 反旗を翻す 【はんきをひるがえす:リンナ中心】
○18:30 幸せ 【しあわせ:リンベル】
□23:30 言いかけた言葉 【いいかけたことば:鴉隊】
□24:00 その形 【そのかたち:ベルカ&オルセリート】



〜戦いを終えて〜
長時間書き続けるのは久しぶりでしたが、お祭り騒ぎな感じで楽しかったです。
主に後半書いていた長編の断片については、ちゃんと編みなおして書いて夏にでも発行しようと思います。

24時間企画というのは、ひとりでやるとただの苦行なのですが、
こうして萌えをともにする同志と一緒にやると「祭り」な感じがして
とっても楽しいです!
それぞれのサイトで一緒に走ってくださったlynxさん、千冬さん、つさんぬさん
Twitterで一瞬だけでも祭りに乗ってくださったみなさま
応援してくれたり、感想を下さったみなさま、ありがとうございました!
そして今、こうしてログを読んでくださいまして本当にありがとうございます!!


以下、りんくすさんのアフターイラストの黒リンを拝見して、
萌え滾って勝手に書いたストーリーです。
その絵の「瞬間」だけ切り取っています。24時間企画の続きみたいなぶったぎり具合です


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 また、悪夢のような時間が始まった。
 ルツは決まって、リンナを後ろから抱きしめる。
 それは両手を空けるのに都合がいいからか、それとも、リンナの視線から身を隠すような意図でもあるのだろうか。
「──リンナ……」
「ッ……」
 また名を囁かれ、右手で必死で口を押さえる。
 左手で乱したシーツは一部ベッドのマットレスからはがれ、ただ皺で模様を作っている。それを気にもせず、布をただきつく握り締める。何かをよすがとしていなければ、容易に流されてしまいそうで。
「好きだ……リンナ……」
 その言葉を、この身が反応してしまうようにベルカと重ねて受け入れてしまえれば。
 愛しい主君がそう言っているものだと、すり替えて考えてしまえれば。
 ──あるいは、この悪夢も一時の夢として楽しめたのだろうか。
(……いや、それはダメだ。それだけは、いけない)
 そんなことは許されることではない。
 たとえ他の誰が許すといっても、優しい主君がそれを許しても。
 それをしてしまったら、リンナが自分自身を許せない。
 目の奥が痛くなるほどきつく目を閉じた。

「……何を、考えてるんだ? オルハルディさん」
 耳に吐息のかかる距離で問われる。
 リンナは答えず、ただ首を横に振った。
「ベルカ王子の、こと……?」
 ルツが身じろぐ。結合部分が僅かに角度が変わり押しつけられる。漏れそうになる吐息を押し殺す。
 もそ、と夜着の下に手が侵入し、包帯の巻いてある部分よりも上、胸の突起に触れた。
 すぐに身が跳ねるような刺激ではないが、ゆっくりとそこを指の腹で撫でられたり押しつぶされたりしていると、次第に漣のような感覚が広がり、全身の感覚を少し鋭敏にする。
 僅かに呻くと、耳朶の縁をつうと舌先で舐めあげられる。少年の、熱を帯びた甘い声がまた名を紡ぐ。
 きゅ、と収縮したのがわかったのは、それにより圧迫が増したからか、そうして圧されることでツボを掠めたせいか、敏感になっていたせいか。
「っぅ……く……」
 殺しきれなかった声が喉から絞り出された。





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